残業代計算ツール|時給・割増率・時間から試算

残業代計算では、月給などの基礎賃金、1か月の所定労働時間、残業時間、入力した割増率を使って支給額の目安を求めます。このツールは計算式を確認するためのもので、勤務先の給与規程や法令上の適用区分を自動判定するものではありません。

残業代計算を入力する

例として月給30万円、所定労働時間160時間、残業10時間、割増率1.25を入力しています。

手当を含めるかなど、基礎賃金の扱いを確認して入力します。
月給を時間単価へ直すための時間数です。
対象となる残業時間を入力します。休憩時間の扱いを確認してください。
時間外・深夜・休日など、確認済みの区分に合わせて入力します。

計算結果

例の入力を表示しています

時間単価 = 月給 ÷ 所定労働時間、残業代 = 時間単価 × 割増率 × 残業時間

時間単価1,875円
入力した割増率1.25倍
残業時間10.00時間
残業代の試算23,438円

残業代計算の基本式

月給制で時間単価を確認するときは、まず基礎となる月給を1か月の所定労働時間で割ります。その時間単価に、対象時間の割増率と残業時間を掛けると、入力条件に基づく試算額になります。

時間単価 = 月給 ÷ 1か月の所定労働時間
残業代 = 時間単価 × 割増率 × 残業時間

例の条件では、300,000円÷160時間=1,875円。1,875円×1.25×10時間=23,437.5円となるため、表示は小数点以下を四捨五入して23,438円です。給与明細では端数処理や締め日によって差が出ることがあります。

残業代計算ツールの使い方

  1. 給与明細や就業規則を見て、計算対象にする基礎賃金を確認します。
  2. 月給を時間単価へ換算するため、1か月の所定労働時間を入力します。
  3. タイムカードなどから対象時間を整理し、通常の時間外、深夜、休日などの区分を分けます。
  4. 該当する割増率を入力して、試算結果と給与明細の金額を比べます。

残業時間を合計するだけでは、異なる割増区分を混ぜてしまうことがあります。時間帯や休日区分が違う場合は、区分ごとに計算して最後に合算する方が確認しやすくなります。

入力条件を変えた計算例

月給所定時間残業時間割増率試算額
240,000円160時間8時間1.2515,000円
300,000円160時間10時間1.2523,438円
360,000円168時間12時間1.5038,571円

表は入力条件に基づく算術例です。3つ目の1.50という率をすべての勤務に適用できるという意味ではありません。実際の割増率は勤務の種類と適用される規程・法令を確認してください。

残業代を確認するときの注意点

このページは一般的な算式を試算するためのものです。賃金請求や労務トラブルの判断では、厚生労働省の案内、勤務先の規程、労働基準監督署や専門家への相談を優先してください。

制度の計算方法は、厚生労働省・都道府県労働局の割増賃金の計算方法や、月60時間を超える時間外労働の公式リーフレットで確認できます。

残業代計算のFAQ

月給をそのまま残業時間に掛ければよいですか?
いいえ。通常は月給を所定労働時間で割って時間単価に直してから、割増率と対象時間を掛けます。基礎賃金の範囲は就業規則などで確認してください。
割増率1.25はいつ使いますか?
このツールでは入力例として使っています。実際に適用する率は、時間外・深夜・休日などの区分や、現在の法令・規程に合わせて確認してください。
固定残業代がある人も使えますか?
使えますが、固定分と実際の時間外労働に対する超過分を別々に整理してください。固定残業代の時間数や不足分の扱いは個別に異なります。
給与明細と計算結果が違うのはなぜですか?
割増区分、基礎賃金、所定時間、端数処理、締め日、控除などの前提が違う可能性があります。入力値を一つずつ照合してください。

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給与明細と計算結果を照合する順番

自分の残業代を確認するときは、いきなり合計額を比べるより、同じ期間の資料を順番に並べる方が原因を見つけやすくなります。給与明細、勤怠記録、雇用契約書、就業規則を同じ締め期間でそろえ、入力した数字に対応する根拠を一つずつ確認します。

  1. 給与明細から基礎賃金、固定残業代、支給対象期間を確認する。
  2. 勤怠記録から通常の時間外、深夜、休日の時間を分けて集計する。
  3. 所定労働時間、月平均の勤務時間、端数処理の説明を確認する。
  4. 区分ごとの試算結果を合計し、明細の項目名と照合する。

合計額だけが違うときは、率の違い、時間の丸め、固定残業代の扱い、締め日のずれを順に確認します。入力値を変更した場合は、変更前の条件もメモしておくと相談時に説明しやすくなります。

勤務区分ごとに分けて考える理由

区分の例入力するときの考え方確認する資料
通常の時間外対象時間と確認済みの率を入力勤怠記録・就業規則
深夜時間帯時間外分と深夜分を分けて整理勤務時刻・給与規程
休日勤務休日の種類と対象時間を確認勤務表・休日カレンダー
固定残業の超過固定分と超過分を別計算契約書・明細・規程

このツールの割増率欄は一つの率を使うため、複数区分を合算する場合は区分ごとに計算を繰り返してください。法令上の率を迷う場合は、厚生労働省の最新資料や専門家の案内を確認し、例の1.25をそのまま適用しないでください。

表示額を給与明細と比べるときのポイント

ツールの表示額と給与明細が違うときは、まず同じ締め期間かを確認し、その後に基礎賃金、所定労働時間、区分ごとの時間、割増率、端数処理を順番に照合します。入力した合計時間が合っていても、深夜や休日の時間を通常の時間外にまとめていると、計算結果は変わります。

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